職人だからこその丁寧な仕事
新潟の桐箪笥です。間口が4尺あります。
はじめに金具を外します。
引き出しの底板や裏板が割れています。
すき間や傷みもあります。
板の割れている所に桐の木を圧縮して打ち込みふさぎます。
箪笥の柄と引き出しの空いた所に桐の木を薄く貼ります。
桐箪笥の気密性が戻りました。
箪笥の表面を焼いてススを落とします。
トノ粉を塗り磨きます。
新しい金具に付け替えます。
最後に箪笥の中を除菌して更生の完了です。箪笥の気密性を直すことで桐箪笥の衣類を保護保管する効能が元に戻ります。
昭和の代表的な桐箪笥三ツ重の中洋です。
裏板が割れています。お盆の底板も割れています。
柄と引き出しにすき間が出来ています。
引き出しの底板のはがれや割れを直します。
裏板のはがれと割れを直します。
柄と引き出しのすき間を直します。
箪笥の表面を焼いてススを落とします。
トノ粉を塗り磨きます。
外した金具をメッキ直しして元に戻します。
最後に中を除菌して更生の完了です。
箪笥の気密性を直すことで桐箪笥の衣類を保護保管する効能が元に戻ります